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書評
―松井敏幸・松本主之・青柳邦彦 編―小腸内視鏡所見から診断へのアプローチ フリーアクセス
著者: 坂本長逸1
所属機関: 1日本医科大学・消化器内科
ページ範囲:P.270 - P.270
文献購入ページに移動この2つの学術書の明確な違いは,2004年から7年を経て出版された『小腸内視鏡所見から診断へのアプローチ』では,小腸疾患画像診断学がこの間にいかに進歩したかを見てとれることであろう.さらに付け加えるなら,私はこの学術書ほど小腸疾患に関する画像を豊富に掲載している書物を知らない.豊富な症例と画像が本書の特徴であり,特筆すべきことと言える.つまり,疾患単位で記述された最初の小腸疾患学術書『小腸疾患の臨床』を,より実臨床に即して,今日のダブルバルーン小腸内視鏡,カプセル内視鏡画像とともに記述したのが本書と言える.
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