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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻3号

2012年03月発行

文献概要

今月の主題 内科医のための気管支喘息とCOPD診療 気管支喘息,COPDの新たな認識

一般内科患者にCOPDは隠れている

著者: 永井明日香1 桑平一郎1

所属機関: 1東海大学医学部付属東京病院呼吸器内科

ページ範囲:P.380 - P.382

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ポイント

★日本のCOPDの有病率は約8~10%に上ることが明らかとなった.

★閉塞性換気障害を有する患者の約90%はCOPDと診断されていない.

★COPDは全身性疾患であり,併存症の存在もCOPD診断の手がかりとなる.

参考文献

1)厚生省大臣官房統計情報部(編):患者調査(平成8年),財団法人厚生統計協会,1998
2)Fukuchi Y, et al:COPD in Japan;The Nippon COPD Epidemiology Study. Respirology 9:458-465, 2004
3)Murray CJ, et al:Alternative projections of mortality and disability by cause 1990-2020;Global Burden of Diseases Study. Lancet 349:1498-1504, 1997
4)WHO, World Health Statistics 2008, 2008
5)桑平一郎,他:神奈川県の一般開業医におけるCOPD罹患率調査報告.第48回日本呼吸器学会学術講演会(神戸),2008
6)加賀基知三,他:本邦における肺気腫に対する肺容量減量手術(LVRS)の全国実態調査報告.日呼学会誌42:803-809, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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