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今月の主題 内科医のための気管支喘息とCOPD診療 気管支喘息,COPDの新たな認識
COPDには多面的評価が必要
著者: 小賀徹1
所属機関: 1京都大学大学院医学研究科呼吸管理睡眠制御学
ページ範囲:P.392 - P.395
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★COPDの診断にはスパイロメトリーが必要であるが,重症度評価は1秒量のみでは不十分である.
★運動能力,呼吸困難,健康関連QoLは,1秒量と独立してCOPDの予後と関連する.
★重症度は複数の指標で多面的に評価する必要がある.CATは簡便で有用な評価法である.
★COPDの診断にはスパイロメトリーが必要であるが,重症度評価は1秒量のみでは不十分である.
★運動能力,呼吸困難,健康関連QoLは,1秒量と独立してCOPDの予後と関連する.
★重症度は複数の指標で多面的に評価する必要がある.CATは簡便で有用な評価法である.
参考文献
1)日本呼吸器学会COPDガイドライン第3版作成委員会(編):COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第3版,メディカルレビュー社,2009
2)Oga T, et al:Multidimensional analyses of long-term clinical courses of asthma and chronic obstructive pulmonary disease. Allergol Int 59:257-265, 2010
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