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今月の主題 内科医のための気管支喘息とCOPD診療 気管支喘息,COPD安定期の治療
喘息とCOPD治療における抗コリン薬とβ2刺激薬の位置づけ
著者: 一ノ瀬正和1
所属機関: 1和歌山県立医科大学第三内科学講座
ページ範囲:P.470 - P.473
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★喘息の発作には作用発現が速やかな短時間作用性β2刺激薬を用いる.
★吸入ステロイドのみでコントロールできない喘息に対する追加薬のなかで,長時間作用性β2刺激薬は最も有効性が高い.
★長時間作用性抗コリン薬およびβ2刺激薬は安定期COPD治療の第一選択薬である.
★喘息の発作には作用発現が速やかな短時間作用性β2刺激薬を用いる.
★吸入ステロイドのみでコントロールできない喘息に対する追加薬のなかで,長時間作用性β2刺激薬は最も有効性が高い.
★長時間作用性抗コリン薬およびβ2刺激薬は安定期COPD治療の第一選択薬である.
参考文献
1)Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease:Global strategy for the diagnosis, management, and prevention of chronic obstructive lung disease;NHLBI/WHO workshop report. Bethesda, National Heart Lung and Blood Institute, updated 2009(available at http://www.goldcopd.org.)
2)日本アレルギー学会(監修):喘息予防・管理ガイドライン2009,協和企画,2009
3)Ichinose M, et al:Baseline airway hyperresponsiveness and its reversible component;Role of airway inflammation and airway calibre. Eur Respir J 15:248-253, 2000
4)日本呼吸器学会COPDガイドライン第3版作成委員会(編):COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第3版,メディカルレビュー社,2009
5)Peters SP, et al:Tiotropium bromide step-up therapy for adults with uncontrolled asthma. N Engl J Med 363:1715-1726, 2010
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