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今月の主題 内科医のための気管支喘息とCOPD診療 在宅医療と病診連携
COPDに在宅酸素療法が必要なときは
著者: 濱田泰伸1
所属機関: 1広島大学大学院保健学研究科心身機能生活制御科学講座
ページ範囲:P.483 - P.485
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★1日15時間以上の酸素投与は高度慢性呼吸不全を有するCOPD患者の予後を改善する.
★在宅酸素療法の適応は安静時,睡眠時,運動時の低酸素血症を考慮しなければならない.
★目標とする動脈血酸素分圧は60Torr以上である.
★高二酸化炭素血症を認める場合は,適宜動脈血液ガス分析を行う.
★1日15時間以上の酸素投与は高度慢性呼吸不全を有するCOPD患者の予後を改善する.
★在宅酸素療法の適応は安静時,睡眠時,運動時の低酸素血症を考慮しなければならない.
★目標とする動脈血酸素分圧は60Torr以上である.
★高二酸化炭素血症を認める場合は,適宜動脈血液ガス分析を行う.
参考文献
1)日本呼吸器学会肺生理専門医委員会在宅呼吸ケア白書ワーキンググループ(編):在宅呼吸ケア白書2010,メディカルレビュー社,2010
2)Tarpy SP, Celli BR:Long-term oxygen therapy. N Engl J Med 333:710-714, 1995
3)Medical Research Council Working Party:Long term domiciliary oxygen therapy in chronic hypoxic cor pulmonale complicating chronic bronchitis and emphysema. Lancet 1:681-686, 1981
4)Nocturnal Oxygen Therapy Trial Group:Continuous or nocturnal oxygen therapy in hypoxemic chronic obstructive lung disease. Ann Intern Med 93:391-398, 1980
5)日本呼吸器学会肺生理専門委員会,日本呼吸ケア・リハビリテーション学会酸素療法ガイドライン作成委員会:酸素療法ガイドライン,メディカルレビュー社,2006
6)日本呼吸ケア・リハビリテーション学会,日本呼吸器学会,日本リハビリテーション医学会,日本理学療法士協会(編):呼吸リハビリテーションマニュアル―患者教育の考え方と実践,照林社,2007
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