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文献概要
今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか これらの症状に遭遇したときに何を考えるか―診断へのアプローチ 【遭遇することの多い症状】
頭痛
著者: 濱田潤一1
所属機関: 1北里大学医学部神経内科学
ページ範囲:P.575 - P.579
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★救急で対応する頭痛の診断では,的確な問診を要領よく行うことが重要である.
★まず二次性頭痛,特にクモ膜下出血などの脳血管障害,髄膜炎,脳炎,側頭動脈炎などの迅速に対応すべき頭痛の見当をつける.
★一次性頭痛は生命にかかわるものではないが,患者の不安感が強い.
★慢性頭痛であっても非定型的な臨床所見がみられれば精査が必要である.
★診断が不確実であるにもかかわらず漫然と鎮痛薬を投与することは避ける.
★救急で対応する頭痛の診断では,的確な問診を要領よく行うことが重要である.
★まず二次性頭痛,特にクモ膜下出血などの脳血管障害,髄膜炎,脳炎,側頭動脈炎などの迅速に対応すべき頭痛の見当をつける.
★一次性頭痛は生命にかかわるものではないが,患者の不安感が強い.
★慢性頭痛であっても非定型的な臨床所見がみられれば精査が必要である.
★診断が不確実であるにもかかわらず漫然と鎮痛薬を投与することは避ける.
参考文献
1)濱田潤一,永山正雄:頭痛.篠原幸人(監修),永山正雄,濱田潤一(編):神経救急・集中治療ハンドブック,pp 38-49,医学書院,2006
2)濱田潤一:内科コモンプロブレム―頭痛.medicina 41:592-596, 2004
3)Evans RW:Diagnostic testing for migraine and other primary headaches. Neurol Clin 27:393-415, 2009
4)Swadron SP:Pitfalls in the management of headache in the emergency department. Emerg Med Clin North Am 28:127-147, 2010
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