文献詳細
文献概要
今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか これらの症状に遭遇したときに何を考えるか―診断へのアプローチ 【遭遇することの多い症状】
めまい
著者: 室伏利久1
所属機関: 1帝京大学溝口病院耳鼻咽喉科
ページ範囲:P.580 - P.583
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★患者の訴える「めまい」の内容を明らかにすることが第一に重要である.
★的確な問診が正しい診断に到達するための重要なポイントである.
★中枢神経系障害の可能性を常に念頭に置き,これを見落とさないよう心がける.
★「めまい」をきたす疾患は多岐にわたるので,必要に応じてさまざまな臨床科の医師と協力して診療を進めることが望ましい.
★患者の訴える「めまい」の内容を明らかにすることが第一に重要である.
★的確な問診が正しい診断に到達するための重要なポイントである.
★中枢神経系障害の可能性を常に念頭に置き,これを見落とさないよう心がける.
★「めまい」をきたす疾患は多岐にわたるので,必要に応じてさまざまな臨床科の医師と協力して診療を進めることが望ましい.
参考文献
1)室伏利久:めまい・平衡障害.篠原幸人(監修),永山正雄,濱田潤一(編):神経救急・集中治療ハンドブック,pp 50-60,医学書院,2006
2)Drachman DA, et al:An approach to the dizzy patient. Neurology 22:323-334, 1972
3)大木雅文,他:急性内耳障害で発症した前下小脳動脈症候群の1症例.耳喉頭頸73:933-936, 2001
4)室伏利久:片頭痛性めまい―その病態の解明にむけて.耳喉頭頸81:737-745, 2009
5)Minor LB, et al:Sound-and/or pressure-induced vertigo due to bone dehiscence of the superior semicircular canal. Arch Otolaryngol Heads Neck Surg 124:249-258, 1998
6)室伏利久:前庭機能検査.小林武夫(編):新図解耳鼻咽喉科検査法,金原出版,2000
7)室伏利久:VEMP活用ガイドブック,金原出版,2007
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