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今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか これらの症状に遭遇したときに何を考えるか―診断へのアプローチ 【早期の対応が必要な症候】
複視(眼球運動障害),瞳孔異常
著者: 森田陽子1
所属機関: 1国立病院機構東京医療センター神経内科
ページ範囲:P.606 - P.609
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★複視をみたら,脳幹,動眼・滑車・外転神経,外眼筋のどこに病巣があるかを考え,精査の効率を高める.
★急性発症では緊急性の高いものから除外する.そのため,まずMRIとMRAを施行し脳幹病変と脳動脈瘤を除外する.
★次に,重症筋無力症,Fischer症候群,頭蓋底の疾患について精査する.
★さらに治療可能な内科疾患について検討する.
★複視をみたら,脳幹,動眼・滑車・外転神経,外眼筋のどこに病巣があるかを考え,精査の効率を高める.
★急性発症では緊急性の高いものから除外する.そのため,まずMRIとMRAを施行し脳幹病変と脳動脈瘤を除外する.
★次に,重症筋無力症,Fischer症候群,頭蓋底の疾患について精査する.
★さらに治療可能な内科疾患について検討する.
参考文献
1)三村 治:外眼筋の機能.Clin Neurosci 28:39-41,2010
2)脳神経障害の診かた―動眼(Ⅲ)・滑車(Ⅳ)・外転(Ⅵ)神経,田崎義昭,齋藤佳雄(著),坂井文彦(改訂):ベッドサイドの神経の診かた,改訂17版,pp 201-222,南山堂,2010
3)叶内 匡:テンシロンテスト.Clin Neurosci 26:992-993,2008
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