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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻4号

2012年04月発行

文献概要

今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか これらの症状に遭遇したときに何を考えるか―診断へのアプローチ 【早期の対応が必要な症候】

不随意運動

著者: 松本英之1 宇川義一2

所属機関: 1日本赤十字社医療センター神経内科 2福島県立医科大学医学部神経内科学講座

ページ範囲:P.618 - P.621

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ポイント

★不随意運動を分類するためには,患者を注意深く観察し,運動の特徴を捉える.

★運動の規則性,出現状況,誘発因子,部位,振幅,速度,パターンなどに注目する.

★症状は一過性の場合も多く,客観的に捉えるために,ビデオで記録することが望ましい.

★緊急性が疑われる患者は,なるべく早く専門医へ相談する.

参考文献

1)Frucht SJ, Fahn S:Movement Disorder Emergencies;Diagnosis and Treatment, Humana Press, Totowa 2005
2)Robottom BJ, et al:Movement disorders emergencies. Part 1 Hypokinetic disorders. Arch Neurol 68:567-572, 2011
3)Robottom BJ, et al:Movement disorders emergencies. Part 2 Hyperkinetic disorders. Arch Neurol 68:719-724, 2011
4)水澤英洋,宇川義一(編者):神経診察;実際とその意義Neurological Examination A to Z,中外医学社,2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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