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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻4号

2012年04月発行

文献概要

今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか これらの症状に遭遇したときに何を考えるか―診断へのアプローチ 【早期の対応が必要な症候】

排尿・排便障害

著者: 木村俊紀1 中里良彦1 荒木信夫1

所属機関: 1埼玉医科大学神経内科

ページ範囲:P.626 - P.629

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ポイント

★排尿障害は蓄尿障害(失禁)と排出障害(尿閉)に分けられる.

★慢性の排尿障害から尿路感染を併発し,急性に敗血症や腎機能障害を起こすことがある.

★寝たきりで高度の便秘・宿便をもつ患者への浣腸は,直腸穿孔を生じることがあるので十分な注意が必要である.

参考文献

1)落合慈之(監修):腎・泌尿器疾患ビジュアルブック,学研メディカル秀潤社,2010
2)西沢 理:よくわかって役に立つ排尿障害のすべて,永井書店,2007
3)服部孝道,他:神経疾患の排尿障害.神経内科64:1-64, 2006
4)穴澤貞夫,他:排泄リハビリテーション―理論と臨床,中山書店,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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