文献詳細
今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか
どのような治療を行うか―実践的アプローチ 【脳血管障害】
文献概要
ポイント
★CTで診断のつかないクモ膜下出血が存在するため,疑わしい場合は,腰椎穿刺やMRI/MRAの施行を躊躇してはならない.
★クモ膜下出血の診断がつき次第,十分な鎮静,鎮痛,降圧を行い,再出血を予防する.
★脳動脈瘤破裂が原因であることが多く,専門医による再出血予防処置(開頭クリッピング術,コイル塞栓術)が必要である.
★CTで診断のつかないクモ膜下出血が存在するため,疑わしい場合は,腰椎穿刺やMRI/MRAの施行を躊躇してはならない.
★クモ膜下出血の診断がつき次第,十分な鎮静,鎮痛,降圧を行い,再出血を予防する.
★脳動脈瘤破裂が原因であることが多く,専門医による再出血予防処置(開頭クリッピング術,コイル塞栓術)が必要である.
参考文献
1)吉峰俊樹(編):科学的根拠に基づくくも膜下出血診療ガイドライン,第2版,脳卒中の外36(増刊),2008
2)Bederson JB, et al:Guidelines for the management of aneurysmal subarachnoid hemorrhage;A statement for healthcare professionals from a special writing group of the Stroke Council, American Heart Association. Stroke 40:994-1025, 2009
3)Molyneux A, et al:International Subarachnoid Aneurysm Trial(ISAT)of neurosurgical clipping versus endovascular coiling in 2,143 patients with ruptured intracranial aneurysms;A randomised trial. Lancet 360:1267-1274, 2002
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