文献詳細
今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか
どのような治療を行うか―実践的アプローチ 【脳血管障害】
文献概要
ポイント
★頭痛,意識障害,痙攣,脳卒中の鑑別に脳静脈血栓症も考える.
★脳静脈血栓症(CVT)を疑った場合は,皮質静脈や静脈洞に注目し,T2*強調画像やSWIを含めた頭部MRI,MR venographyで血栓の有無を評価する.
★CVTの診断が確定した場合は原因検索を行う.
★CVTの治療は,抗血栓療法,頭蓋内圧亢進症や痙攣発作に対する治療,原因疾患に対する治療を並行する.
★頭痛,意識障害,痙攣,脳卒中の鑑別に脳静脈血栓症も考える.
★脳静脈血栓症(CVT)を疑った場合は,皮質静脈や静脈洞に注目し,T2*強調画像やSWIを含めた頭部MRI,MR venographyで血栓の有無を評価する.
★CVTの診断が確定した場合は原因検索を行う.
★CVTの治療は,抗血栓療法,頭蓋内圧亢進症や痙攣発作に対する治療,原因疾患に対する治療を並行する.
参考文献
1)Idbaih A, et al:MRI of clot in cerebral venous thrombosis;High diagnosis value of susceptibility-weighted images. Stroke 37:991-995, 2006
2)篠原幸人(編),脳卒中合同ガイドライン委員会:脳卒中ガイドライン2009,pp 76-77,pp 259-260,協和企画,2009
3)Saposnik G, et al:Diagnosis and Management of Cerebral Venous Thrombosis;A Statement for Healthcare Professionals From the American Heart Association/American Stroke Association. Stroke 42:1158-1192, 2011
掲載誌情報