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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻4号

2012年04月発行

文献概要

今月の主題 神経内科エマージェンシー―日常臨床でどこまで対応できるか どのような治療を行うか―実践的アプローチ

脱髄疾患(MS,NMO)の急性増悪

著者: 佐藤滋1 藤原一男2

所属機関: 1財団法人広南会広南病院神経内科 2東北大学医学部神経内科・多発性硬化症治療学寄附講座

ページ範囲:P.666 - P.669

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ポイント

★24時間以上継続する神経症状の増悪を認め,発熱・感染などによる一過性の症状増悪を除外できた場合には,できるだけ早く治療を開始する.

★急性増悪時には,まずステロイドパルス療法を行う.改善を認めない時,特に視神経脊髄炎(NMO)の場合には,早期の血液浄化療法を考慮する.

参考文献

1)多発性硬化症の各病型と視神経脊髄炎の治療選択.東北大学大学院医学系研究科多発性硬化症治療学寄附講座 http://www.ms.med.tohoku.ac.jp/therapy.html
2)日本神経学会,他(監修),「多発性硬化症治療ガイドライン」作成委員会(編):多発性硬化症治療ガイドライン2010, pp17-42,医学書院,2010
3)中村正史,藤原一男:多発性硬化症・視神経脊髄炎.medicina 48:1433-1436, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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