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今月の主題 糖尿病治療薬2012―皆が知りたい新しい治療A to Z 自己注射療法の新たな展開
外来で便利なインスリン療法導入:BOT(basal supported oral therapy)
著者: 小林高明1 小田原雅人1
所属機関: 1東京医科大学内科学第三講座(糖尿病・代謝・内分泌内科)
ページ範囲:P.824 - P.827
文献購入ページに移動★2型糖尿病治療において,経口血糖降下薬での血糖コントロールが不十分な場合に経口薬に加え持効型インスリンなどを併用して基礎インスリンを補充する治療法がある.
★外来で導入しやすいこの治療法をbasal supported oral therapy(BOT)という.
★BOTで良好な血糖コントロールを維持することは容易ではなく,コントロール不十分の症例では漫然と継続せず,強化インスリン治療への変更を検討すべきである.
★DPP4阻害薬とインスリンの併用治療が可能となり,今後BOTによるさらなる血糖コントロール改善効果も期待できる.
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