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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻5号

2012年05月発行

文献概要

連載 皮膚科×アレルギー膠原病科合同カンファレンス・2

胃腸炎に対する抗菌薬服用後に皮疹が増悪した若年男性

著者: 岡田正人1 衛藤光2

所属機関: 1聖路加国際病院アレルギー膠原病科(成人・小児) 2聖路加国際病院皮膚科

ページ範囲:P.913 - P.917

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後期研修医(皮膚科) 腹痛に皮疹を伴った20歳男性です.来院2週間前に右足関節痛と鮮紅色の皮疹を発症し,翌日から腹痛も出現しています.腹痛が改善しないため1週間前には他院を受診し,上部消化管内視鏡(GF)で胃十二指腸炎の診断となり,入院のうえミノマイシンの点滴が開始されました.3日後には頻回の下痢と皮疹の増悪のため,抗菌薬は中止されています.その後,筋肉痛,関節痛も出現し当院に転院となりました(表1).

参考文献

1)Saulsbury FT: Henoch-Schönlein purpura. Curr Opin Rheumatol 22: 598-602,2010
2) Kellerman PS: Henoch-schönlein Purpura in Adults. Am J Kidney Dis 48: 1009-1016, 2006
3) Esaki M, et al: GI involvement in Henoch-Schönlein purpura. Gastrointest Endosc 56: 920-923. 2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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