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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻5号

2012年05月発行

文献概要

連載 医事法の扉 内科編・17

応招義務(1)

著者: 福永篤志1 松川英彦2 稲葉一人3

所属機関: 1国家公務員共済組合連合会 立川病院脳神経外科 2国家公務員共済組合連合会 立川病院内科 3中京大学法科大学院

ページ範囲:P.928 - P.929

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 応招義務(医師法19条1項)は,みなさんよくご存知の義務の一つですが,実は奥深い歴史があります.また,義務内容の解釈が難しいという問題もあります.

 今回からこの応招義務をとりあげ,なぜそのような義務が必要となったのか,われわれは診察要請をどこまで受けなければならないのか,代替立法はあるのかなどについて検討します.

参考文献

1)三上八郎:診療契約強制(応招義務)の系譜的・機能的再検討.北大法学論集52:133-196,2001
2)小松 進:医師法.平野龍一・他(編):注解特別刑法5-1.pp52-60,青林書院,1992
3)樋口範雄:よきサマリア人と応招義務.日放技学誌64:382-384,2008
4)樋口範雄:医療と法を考える―救急車と正義.pp68-85,有斐閣,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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