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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻6号

2012年06月発行

今月の主題 新規経口抗凝固薬の光と影

新旧経口抗凝固薬の薬理学的特徴に基づいた使用上の注意

APTTと内因系凝固機能

著者: 橋口照人1 一瀬白帝2

所属機関: 1鹿児島大学大学院医歯学総合研究科血管代謝病態解析学 2山形大学医学部器官病態統御学講座血液・循環分子病態学

ページ範囲:P.1008 - P.1011

文献概要

ポイント

★トロンボプラスチンの概念は1800年代に遡る.

★内因系凝固反応を構成する因子は欠損症・異常症の解析により発見されてきた.

★APTTはダビガトラン,エドキサバンの治療域における薬効モニタリングにはならない.

★APTTは出血傾向の診断法の1つであり,血栓傾向を予知するものではない.

参考文献

1)Proctor RR, Rapaport SI:The partial thromboplastin time with kaolin;A simple screening test for first stage plasma clotting factor deficiencies. Am J Clin Pathol 36:212-219, 1961
2)Davie EW, Ratnoff OD:Waterfall sequence for intrinsic blood clotting. Science 145:1310-1312, 1964
3)新井盛大:凝固系検査.一瀬白帝(編著):図説血栓・止血・血管学―血栓症制圧のために,pp 757-763,中外医学社,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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