文献詳細
今月の主題 新規経口抗凝固薬の光と影
新規経口抗凝固薬とワルファリンの類似点と相違点 【新規経口抗凝固薬とワルファリンの選択】
文献概要
ポイント
★冠動脈疾患に対する冠動脈インターベンション(PCI)は有効な治療法であるが,ステント植込み後に抗血小板薬の内服が必要な点は欠点である.
★心房細動を合併するPCI症例には抗血小板薬を用いるべきか,ワルファリンを用いるべきか,明らかなエビデンスはない.
★データが不足した現状においては,PCI後2剤の抗血小板薬が必要な期間には抗血小板薬を使用することが良い方法かもしれない.
★抗血小板薬が必須な期間後において,抗血小板薬を続けるかワルファリンに戻すかという判断を,臨床医は症例ごとに行わなければならない.
★冠動脈疾患に対する冠動脈インターベンション(PCI)は有効な治療法であるが,ステント植込み後に抗血小板薬の内服が必要な点は欠点である.
★心房細動を合併するPCI症例には抗血小板薬を用いるべきか,ワルファリンを用いるべきか,明らかなエビデンスはない.
★データが不足した現状においては,PCI後2剤の抗血小板薬が必要な期間には抗血小板薬を使用することが良い方法かもしれない.
★抗血小板薬が必須な期間後において,抗血小板薬を続けるかワルファリンに戻すかという判断を,臨床医は症例ごとに行わなければならない.
参考文献
1)Connolly S, et al:Clopidogrel plus aspirin versus oral anticoagulation for atrial fibrillation in the Atrial fibrillation Clopidogrel Trial with Irbesartan for prevention of Vascular Events(ACTIVE W);A randomised controlled trial. Lancet 367:1903-1912, 2006
2)Boysen G:ACTIVE A;Balancing the benefits and risks of clopidogrel and aspirin. Lancet Neurol 8:507-508, 2009
掲載誌情報