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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻7号

2012年07月発行

文献概要

今月の主題 肝硬変update―より良き診療のために 肝硬変の原因,疫学

原因別実態

著者: 徳本良雄1 恩地森一1

所属機関: 1愛媛大学大学院先端病態制御内科学

ページ範囲:P.1122 - P.1125

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ポイント

★日本における肝硬変の成因はC型肝炎,B型肝炎,アルコール性で約90%を占める.

★1998~2008年における非アルコール性脂肪肝炎関連肝硬変の頻度は2.2%である.

★肝細胞癌の合併はC型肝炎に多いが,ほかの成因でも合併しうることに注意する.

★肝硬変の成因は,性別,肝細胞癌合併の有無,地域を加味して検討する必要がある.

参考文献

1)小林健一,他(編):肝硬変の成因別実態1998,中外医学社,1999
2)恩地森一(監修):肝硬変の成因別実態2008,中外医学社,2008
3)Tanaka J, et al:Sex- and age-specific carriers of hepatitis B and C viruses in Japan estimated by the prevalence in the 3,485,648 first-time blood donors during 1995-2000. Intervirol 47:32-40, 2004
4)鈴木康秋:「我が国における非B非C肝硬変の実態調査」集計―事務局報告.肝臓52 suppl 2:A454, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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