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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻7号

2012年07月発行

文献概要

今月の主題 肝硬変update―より良き診療のために 肝硬変の診断法

腹腔鏡・肝生検の位置づけ

著者: 長谷部千登美1 細木卓明1 関谷千尋2

所属機関: 1旭川赤十字病院消化器内科 2北海道社会保険病院内科

ページ範囲:P.1155 - P.1157

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ポイント

★肝硬変の正確な診断のために,腹腔鏡の意義は大きい.

★腹腔鏡診断は,特に初期の肝硬変の診断において,画像診断よりも信頼性が高い.

★腹腔鏡診断は,肝生検組織診断に比べて進行度が高く診断されることが多い.

参考文献

1)関谷千尋,長谷部千登美:色素腹腔鏡による肝疾患の診断法.消内視鏡1:641-647, 1989
2)長谷部千登美:B型・C型慢性肝疾患の診断.消内視鏡16:536-539, 2004
3)Sandrin L, et al:Transient elastography;A new noninvasive method for assessment of hepatic fibrosis. Ultrasound Med Biol 29:1705-1713, 2003
4)Kanamoto M, et al:Real time elastography for noninvasive diagnosis of liver fibrosis. J Hepatobiliary Pancreat Surg 16:463-467, 2009
5)長谷部千登美,他:慢性肝炎の進展度診断における生検組織所見と腹腔鏡所見の乖離に関する検討.日消誌102:1161-1169, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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