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今月の主題 肝硬変update―より良き診療のために 肝硬変合併症の病態生理と診断法
腹水,特発性細菌性腹膜炎
著者: 山﨑正晴1 福井博2
所属機関: 1奈良県立医科大学附属病院中央臨床検査部 2奈良県立医科大学第3内科
ページ範囲:P.1166 - P.1169
文献購入ページに移動★腹水の生成・維持には,門脈圧亢進と腎でのNa・水再吸収が重要であり,神経および体液性因子が複雑に関与する.
★血清-腹水アルブミン濃度較差(SAAG)は,門脈圧亢進症性腹水と非門脈圧亢進症性腹水の鑑別に役立つ.
★腹腔内に外科的感染巣がなく,腹水多形核白血球数が250/mm3以上であれば特発性細菌性腹膜炎(SBP)と診断する
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