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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻7号

2012年07月発行

文献概要

今月の主題 肝硬変update―より良き診療のために 肝硬変合併症の病態生理と診断法

肝肺症候群

著者: 小賀徹1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科呼吸管理睡眠制御学

ページ範囲:P.1174 - P.1177

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ポイント

★肝肺症候群の3臨床徴候として,肝疾患(肝硬変が最も一般的),肺のガス交換障害,肺内血管拡張がある.

★動脈血ガス分析が診断に有用で,肺内血管拡張評価にコントラスト心エコーが用いられている.

★肝移植が唯一の効果的な治療法であり,薬物療法の効果は確立していない.

参考文献

1)Schenk P, et al:Prognostic significance of the hepatopulmonary syndrome in patients with cirrhosis. Gastroenterology 125:1042-1052, 2003
2)Rodríguez-Roisin R, Krowka MJ:Hepatopulmonary syndrome-a liver-induced lung vascular disorder. N Engl J Med 358:2378-2387, 2008
3)Martínez-Palli G, Rodríguez-Roisin R:Hepatopulmonary syndrome;A liver-induced oxygen defect. Eur Respir Mon 54:246-264, 2011
4)Palma DT, Fallon MB:The hepatopulmonary syndrome. J Hepatol 45:617-625, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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