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文献概要
今月の主題 肝硬変update―より良き診療のために 肝硬変合併症の治療
腹水,特発性細菌性腹膜炎
著者: 福井博1
所属機関: 1奈良県立医科大学第3内科
ページ範囲:P.1208 - P.1211
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★試験穿刺を行い,合併症のない肝硬変腹水であることを確認する.
★1日3~5gの食塩制摂取制限を行い,食事指導を加える.
★抗アルドステロン薬とループ利尿薬を少量ずつ併用し,必要に応じて増量する.
★難治性腹水の各種治療は十分なインフォームドコンセントの後に行う.
★特発性細菌性腹膜炎には迅速な抗菌薬投与を行い,ハイリスク例には予防策を講じる.
★試験穿刺を行い,合併症のない肝硬変腹水であることを確認する.
★1日3~5gの食塩制摂取制限を行い,食事指導を加える.
★抗アルドステロン薬とループ利尿薬を少量ずつ併用し,必要に応じて増量する.
★難治性腹水の各種治療は十分なインフォームドコンセントの後に行う.
★特発性細菌性腹膜炎には迅速な抗菌薬投与を行い,ハイリスク例には予防策を講じる.
参考文献
1)Runyon BA:Management of adult patients with ascites due to cirrhosis;An update. Hepatology 49:2087-2107, 2009
2)EASL clinical practice guidelines on the management of ascites, spontaneous bacterial peritonitis, and hepatorenal syndrome in cirrhosis. J Hepatol 53:397-417, 2010
3)福井 博:腹水・肝腎症候群.肝臓43:84-93, 2002
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