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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻7号

2012年07月発行

文献概要

今月の主題 肝硬変update―より良き診療のために 肝硬変合併症の治療

肝性脳症の治療

著者: 加藤章信1 佐原圭2 鈴木一幸2

所属機関: 1盛岡市立病院 2岩手医科大学医学部消化器・肝臓内科

ページ範囲:P.1222 - P.1225

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ポイント

★肝性脳症の治療には,一般療法と薬物療法とがある.

★一般療法の基本は,誘因の除去と合併症対策である.

★薬物療法は抗アンモニア対策と,アミノ酸代謝異常への対策であり,合成二糖類,分岐鎖アミノ酸製剤による治療が基本である.

参考文献

1)鈴木一幸:高アンモニア血症の治療法(二糖類).渡辺明治,佐伯武頼(編):医科アンモニア学,メディカルレビュー社,pp 258-269, 1995
2)加藤章信:分岐鎖アミノ酸製剤の最近の動向―輸液の効果を左右する因子と経口剤における使い分けを中心に.戸田剛太郎,他(編):肝・胆・膵疾患の最新医療,先端医療技術研究所,pp 406-409, 2003
3)Marchesini G, et al:Zinc supplementation and amino acid-nitrogen metabolism in patients with advanced cirrhosis. Hepatology 23:1084-1092, 1996
4)日本消化器病学会(編):肝性脳症.肝硬変診療ガイドライン,pp 160-175,南江堂,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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