icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina49巻7号

2012年07月発行

文献概要

今月の主題 肝硬変update―より良き診療のために 座談会

肝硬変診療の最近の話題―全身を診ることの意味

著者: 福井博1 西尾博至2 國分茂博3 齋藤英胤4

所属機関: 1奈良県立医科大学第3内科(消化器・内分泌代謝内科) 2市立奈良病院総合診療科 3順天堂大学医学部附属練馬病院消化器内科 4慶應義塾大学薬学部薬物治療学

ページ範囲:P.1240 - P.1251

文献購入ページに移動
肝硬変の病態はきわめて多彩であり,患者の全身を診て病態を深く考える必要がある.

本座談会では,「思いがけず肝硬変だった症例」などの経験談を通して肝硬変を見逃さないための診察のポイント,また,抗ウイルス療法等の治療の進歩,消化管出血,肝性脳症,腹水などの合併症,肝癌への対応,移植や再生医療などのトピックスについてお話しいただいた.さらに肝硬変診療ガイドラインについて,作成に加わった側と利用する側から,作成の経緯,実際に使用した感想,今後ガイドラインに期待することについてもうかがった.総合的な視野をもって肝硬変診療に当たるうえでお役立ていただきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?