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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻7号

2012年07月発行

文献概要

連載 こんなときどうする?内科医のためのリハビリテーションセミナー・4

廃用②外来の場合

著者: 長坂誠1 上月正博2

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野 2東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻

ページ範囲:P.1270 - P.1273

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症例&機能評価・検査

〔62歳,男性〕

 生来健康であったが,2008年の検診で,白血球の減少を認めた.しかし,症状がないため化学療法は試行せず経過観察されていた.2011年7月の検診では胃の異常を指摘され精査の結果,胃がんP-stageⅣの診断で10月に幽門部切除術を施行した.2012年1月6~27日に3週間経口抗がん剤S-1 100mgを施行したが,骨髄抑制など明らかな問題はなかった.2月14日よりシスプラチン(CDDP)療法を開始したが,骨髄抑制が強く中止となり,自宅退院となった.このような状況で長期臥床となり,廃用症候群として当科に紹介された.

参考文献

1)辻 哲也:がんのリハビリテーションにおけるリハ医の役割と実際.Med Rehabil 111:1-9, 2009
2)上月正博(編):内部障害のリハビリテーション,pp 375-383, 医歯薬出版,2010
3)厚生労働省:第169回中央社会保険医療協議会総会資料(総-1),46~47,2010

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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