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連載 こんなときどうする?内科医のためのリハビリテーションセミナー・4
廃用②外来の場合
著者: 長坂誠1 上月正博2
所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科内部障害学分野 2東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻
ページ範囲:P.1270 - P.1273
文献購入ページに移動〔62歳,男性〕
生来健康であったが,2008年の検診で,白血球の減少を認めた.しかし,症状がないため化学療法は試行せず経過観察されていた.2011年7月の検診では胃の異常を指摘され精査の結果,胃がんP-stageⅣの診断で10月に幽門部切除術を施行した.2012年1月6~27日に3週間経口抗がん剤S-1 100mgを施行したが,骨髄抑制など明らかな問題はなかった.2月14日よりシスプラチン(CDDP)療法を開始したが,骨髄抑制が強く中止となり,自宅退院となった.このような状況で長期臥床となり,廃用症候群として当科に紹介された.
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