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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻8号

2012年08月発行

今月の主題 痛風・高尿酸血症診療の新展開

内科医が診る痛風関節炎とその臨床

健診で高尿酸血症を指摘された患者の病態

著者: 辻裕之1

所属機関: 1虎の門病院付属健康管理センター

ページ範囲:P.1352 - P.1354

文献概要

ポイント

★人間ドック受診者では,男性の約2割に高尿酸血症(血清尿酸値7.1mg/dl以上)を認める.

★高尿酸血症が存在すると,肥満,高血圧,脂質異常症(高中性脂肪血症および低HDLコレステロール血症),メタボリック・シンドロームおよび慢性腎臓病(CKD)を合併しやすい.

★高尿酸血症が存在すると,当初なかったメタボリック・シンドロームおよびCKDをその後発症しやすい.つまり尿酸値が両症の先行指標となる.

参考文献

1)辻 裕之,他:21年間の人間ドックデータからみる血清尿酸値および尿pHとメタボリックシンドローム関連諸因子との関係.人間ドック22:383-388, 2007
2)CKDの診断.日本腎臓学会(編),エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2009,pp 1-16,東京医学社,2009
3)辻 裕之,他:慢性腎臓病予測因子としての尿酸値の意義.人間ドック23:533-539, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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