文献詳細
今月の主題 痛風・高尿酸血症診療の新展開
内科医が診る痛風関節炎とその臨床
文献概要
ポイント
★人間ドック受診者では,男性の約2割に高尿酸血症(血清尿酸値7.1mg/dl 以上)を認める.
★高尿酸血症が存在すると,肥満,高血圧,脂質異常症(高中性脂肪血症および低HDLコレステロール血症),メタボリック・シンドロームおよび慢性腎臓病(CKD)を合併しやすい.
★高尿酸血症が存在すると,当初なかったメタボリック・シンドロームおよびCKDをその後発症しやすい.つまり尿酸値が両症の先行指標となる.
★人間ドック受診者では,男性の約2割に高尿酸血症(血清尿酸値7.1mg/d
★高尿酸血症が存在すると,肥満,高血圧,脂質異常症(高中性脂肪血症および低HDLコレステロール血症),メタボリック・シンドロームおよび慢性腎臓病(CKD)を合併しやすい.
★高尿酸血症が存在すると,当初なかったメタボリック・シンドロームおよびCKDをその後発症しやすい.つまり尿酸値が両症の先行指標となる.
参考文献
1)辻 裕之,他:21年間の人間ドックデータからみる血清尿酸値および尿pHとメタボリックシンドローム関連諸因子との関係.人間ドック22:383-388, 2007
2)CKDの診断.日本腎臓学会(編),エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2009,pp 1-16,東京医学社,2009
3)辻 裕之,他:慢性腎臓病予測因子としての尿酸値の意義.人間ドック23:533-539, 2008
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