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今月の主題 痛風・高尿酸血症診療の新展開 高尿酸血症の新展開
メタボリックシンドロームにおける尿酸の関与
著者: 益崎裕章1 仲地佐和子1 友寄毅昭1
所属機関: 1琉球大学大学院医学研究科内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座(第二内科)
ページ範囲:P.1377 - P.1380
文献購入ページに移動★メタボリックシンドロームには無症候性高尿酸血症が高頻度に随伴する.
★メタボリックシンドロームに伴う無症候性高尿酸血症が糖尿病や慢性腎臓病心血管疾患や脳卒中などの血管病のリスクを増大させる可能性が注目されている.
★メタボリックシンドローム病態では脂肪組織や血管組織をはじめ主要な臓器における尿酸生成酵素,キサンチン酸化酵素の酵素活性が亢進している.キサンチン酸化酵素は生体内で産み出される酸化ストレスの主要な源のひとつである.
★キサンチン酸化酵素は特に虚血や組織侵襲などで傷ついた組織において活性酸素の産生に関与している.
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