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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻8号

2012年08月発行

文献概要

今月の主題 痛風・高尿酸血症診療の新展開 血清尿酸値をいかに下げるか

アロプリノール

著者: 寺井千尋1

所属機関: 1自治医科大学附属さいたま医療センターアレルギー・リウマチ科

ページ範囲:P.1394 - P.1396

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ポイント

★アロプリノールはキサンチン・オキシダーゼを阻害することで尿酸産生を抑制する.

★長期にわたり唯一の尿酸合成阻害薬であり,特に欧米では痛風治療のキードラッグである.

★アロプリノールとその代謝物オキシプリノールは腎排泄性で,腎機能低下例では減量が必要である.

★副作用が数%に認められ,重篤なものにはStevens-Johnson症候群,TEN,DIHS,骨髄抑制などの重症皮疹・臓器障害がある.

参考文献

1)Elion GB, et al:Metabolic studies of allopurinol, an inhibitor of xanthine oxidase. Biochem Pharmacol 15:863-880, 1966
2)日本痛風・核酸代謝学会ガイドライン改訂委員会:高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン,第2版,メディカルレビュー社,2010
3)Ettinger B, et al:Randomized trial of allopurinol in the prevention of calcium oxalate calculi. N Engl J Med 27:1386-1389, 1986
5801 allele as a genetic marker for severe cutaneous adverse reactions cansed by allopurinol. PNAS 102:4134-4139, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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