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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻8号

2012年08月発行

文献概要

連載 医事法の扉 内科編・20

診療録記載義務

著者: 福永篤志1 松川英彦2 稲葉一人3

所属機関: 1国家公務員共済組合連合会 立川病院脳神経外科 2国家公務員共済組合連合会 立川病院内科 3中京大学法科大学院

ページ範囲:P.1458 - P.1459

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 カルテ(診療録)を書くことはわれわれの代表的な日常業務ですが,医師法上の義務の1つとして規定されています(医師法24条1項).違反すると罰金刑の対象となることがあります(同33条の2第1号).また,健康保険法に基づき保険医に対しても同様の規定があります(保険医療機関及び保険医療養担当規則8条,9条,22条参照).

 今回は,この診療録記載義務の趣旨,具体的内容,そして記載を怠ったとき,改ざんしたときの問題点についてそれぞれ検討したいと思います.

参考文献

1)小松 進:医師法.平野龍一,他(編):注解特別刑法5-1,青林書院,pp 87-91,1992
2)福永篤志,河瀬 斌:コラム医事法の扉第11回「診療録記載義務」.No Shinkei Geka 35:289,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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