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今月の主題 内科診断の本道―病歴と身体診察情報からどこまでわかるか? 総論
Evidence-based physical diagnosis
著者: 南郷栄秀1
所属機関: 1東京北社会保険病院総合診療科
ページ範囲:P.1486 - P.1490
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★診断には,感度・特異度,尤度比といった診断特性だけでなく,有病割合を推定することが重要である.
★身体診察は検査を行うべきかどうかを決めるスクリーニングを目的としており,陰性尤度比が優れたものが有用である.
★病歴,身体所見,検査の特性を理解して,おのおのの特性を活かすような効率の良い診療を行うべきである.
★診断には,感度・特異度,尤度比といった診断特性だけでなく,有病割合を推定することが重要である.
★身体診察は検査を行うべきかどうかを決めるスクリーニングを目的としており,陰性尤度比が優れたものが有用である.
★病歴,身体所見,検査の特性を理解して,おのおのの特性を活かすような効率の良い診療を行うべきである.
参考文献
1)Trowbridge RL, et al:Does this patient have acute cholecystitis? JAMA 289:80-86, 2003
2)Fagan TJ:Letter;Nomogram for Bayes theorem. N Engl J Med 293:257, 1975
3)Shea JA, et al:Revised estimates of diagnostic test sensitivity and specificity in suspected biliary tract disease. Arch Intern Med 154:2573-2581, 1994
4)Aldea PA, et al:The acute abdomen and Murphy's signs. J Emerg Med 4:57-63, 1986
5)Adedeji OA, McAdam WA:Murphy's sign, acute cholecystitis and elderly people. J R Coll Surg Edinb 41:88-89, 1996
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