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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻9号

2012年09月発行

文献概要

今月の主題 内科診断の本道―病歴と身体診察情報からどこまでわかるか? 循環器疾患

肺塞栓症

著者: 竹島太郎1 野口善令2 福原俊一1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科医療疫学分野 2名古屋第二赤十字病院救急・総合内科

ページ範囲:P.1524 - P.1528

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ポイント

★急性の呼吸困難の病歴から,5~6の診断仮説を想起できるようにしておく.

★呼吸困難の鑑別を進めるうえで,リスク因子やpertinent positive/negativeな情報は重要な問診項目である.

★肺塞栓の軽症例では,症状が表面化しにくく,身体所見や心電図などの検査所見も典型像を欠いていることが多い.

参考文献

1)Simel D, Rennie D:The Rational Clinical Examination:Evidence-Based Clinical Diagnosis, McGraw-Hill, New York, 2009
2)Scott DC, et al:Symptom to Diagnosis:An Evidence-Based Guide, McGraw-Hill, New York, 2006
3)日本循環器学会,他:肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2009年改訂版)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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