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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻9号

2012年09月発行

文献概要

今月の主題 内科診断の本道―病歴と身体診察情報からどこまでわかるか? 呼吸器疾患

COPD

著者: 有村保次1 松元信弘1 中里雅光1

所属機関: 1宮崎大学医学部内科学講座神経呼吸内分泌代謝学分野

ページ範囲:P.1536 - P.1539

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ポイント

★慢性の呼吸困難,咳,痰をきたす喫煙者はCOPDを常に考慮しておく.

★COPDは特異的な身体所見がなかったとしても完全には否定できない.

★COPDの身体診察では,頸部や胸部の視診,聴診が特に重要である.

参考文献

1)日本呼吸器学会COPDガイドライン第3版作成委員会(編):COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン第3版,メディカルレビュー社,2009
2)Celli BR, et al:The body-mass index, airflow obstruction, dyspnea, and exercise capacity index in chronic obstructive pulmonary disease. N Engl J Med 350:1005-1012, 2004
3)Sharon E, et al:The accuracy of patient history, wheezing, and laryngeal measurements in diagnosing obstructive airway disease. JAMA 283:1853-1857, 2000
4)柴田寿彦(訳):マクギーの身体診断学 原著第2版,診断と治療社,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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