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文献詳細

雑誌文献

medicina49巻9号

2012年09月発行

文献概要

連載 こんなときどうする?内科医のためのリハビリテーションセミナー・6

片麻痺(脳梗塞)②外来:維持期

著者: 鈴木文歌1 上月正博2

所属機関: 1東北大学病院内部障害リハビリテーション科 2東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻

ページ範囲:P.1646 - P.1649

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症例

〔82歳,男性〕

 51歳から糖尿病を指摘され,インスリン療法を開始.15年前に脳梗塞を発症し右片麻痺となり,当院に入院し回復期リハビリテーション(以下,リハ)を施行された.退院時,T字杖+短下肢装具で屋内歩行自立,屋外車いすで自宅退院.その後,外来通院を継続していた.介護保険でのデイサービスを週1回利用しリハを続けていたが,徐々に自宅での活動性が低下し,数年前より全身浮腫が進行した.今回,下痢症状を契機に下腿浮腫が著明となり外来受診し,急性心不全のため入院した.

参考文献

1)梅津祐一:脳血管疾患等リハビリテーション.総合リハ40:15-21, 2012
2)米本恭三(監修):最新リハビリテーション医学,pp 219-227,第2版,医歯薬出版,2005
3)千野直一:リハビリテーションMOOK2,脳卒中のリハビリテーション,pp 84-164,金原出版,2001
4)上月正博:脳卒中リハビリテーションと糖尿病.臨床リハ18:970-979, 2009
5)上月正博:Adding life to yearsからadding life to years and years to lifeへ.臨床リハ21:436-444, 2012
6)Adams RJ, et al:Update to the AHA/ASA recommendations for the prevention of stroke in patients with stroke and transient ischemic attack. Stroke 39:1647-1652, 2008
7)Sacco RL, et al:Guidelines for prevention of stroke in patients with ischemic stroke or transient ischemic attack. Stroke 37:577-617, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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