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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻1号

1968年01月発行

文献概要

グラフ

肺の空洞—X線映像と病理像

著者: 江波戸俊弥1

所属機関: 1都立広尾病院検査科

ページ範囲:P.19 - P.22

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 胸部X線所見で透亮影を現わすものは結核以外にも肺化膿症,気管支拡張症,嚢胞性肺気腫,さらには肺がんなどもある。しかしなんといつてもわれわれがしばしば出会うのは肺結核の空洞である。空洞は結核性炎症が壊死を起こし融解して排出されたあとにできた腔所であるが,その治癒の形式には瘢痕化,被包化(濃縮),開放性治癒の3形式がある。今回は最近の化学療法の発達によりその可能性が多くなつた開放性治癒の過程を写真により供覧してみようと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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