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Chediak-Higashi's anomalyは,常染色体性劣性遺伝をすると考えられる。わが国での報告は6家系あるにすぎない。幼児にみられることが多く,シラコで羞明があつたり,かえつて皮膚に色素の異常沈着をきたしたりする。感染症にかかりやすい。肝脾腫・リンパ節腫を起こし,しばしば黄疸を呈する。大部分は10歳以下で死亡する。
この珍しい病気をなぜ持ち出したかというと,これには白血球の顆粒に特異的な異常がみられ,こんな病気があるということさえ知つていれば,容易に診断がつくからである。
この珍しい病気をなぜ持ち出したかというと,これには白血球の顆粒に特異的な異常がみられ,こんな病気があるということさえ知つていれば,容易に診断がつくからである。
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