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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻10号

1968年10月発行

治療のポイント

急性膵炎

著者: 内藤聖二1

所属機関: 1順大・内科

ページ範囲:P.1194 - P.1195

文献概要

内科的治療の主眼点
 急性膵炎の治療は急性発作期では原則として内科的治療が行なわれ,外科的には緊急手術として開腹され,あるいは出血・滲出液を体外誘導する目的で手術をすることがあり,できるだけ避けたほうがよいと考えられている.試験開腹にて急性膵炎と決定された場合にも手術創をすみやかに閉じ,強力な内科的療法に移行することが肝要である.急性膵炎の原因である胆石症,胆嚢炎,乳頭炎に対する手術も急性膵炎発作期には行なわないほうがよい.内科的治療の主眼点は,1)疼痛対策,2)ショック対策,3)酵素逸脱による臓器障害対策,4)栄養対策などである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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