文献詳細
文献概要
検査データどう読みどうする?
薬剤感受性検査—直接法と間接法の比較
著者: 小酒井望1
所属機関: 1順大臨床病理
ページ範囲:P.1272 - P.1272
文献購入ページに移動ディスク法における直接法と間接法
直接法は検査材料を平板培地に塗り広げ,その上に感受性ディスクを置き,1夜培養して,翌日結果を判定する方法で,間接法は,1度分離培養した菌から菌液を作り,それを平板培地に塗り広げ,感受性ディスクを置いて検査する方法である一直接法では,ふつう検査材料をとってから24時間以内に結果がわかるのに対して,間接法では分離培養に要する時間が加わるから,2日以上かかる.つまり早く結果がわかるのが直接法の特徴である.しかしいっも直接法が行なえるとはかぎらない.直接法が行なえる場合は,
1)材料中に菌が多数存在する場合(ふつう,塗抹検査で陽性の場合)
直接法は検査材料を平板培地に塗り広げ,その上に感受性ディスクを置き,1夜培養して,翌日結果を判定する方法で,間接法は,1度分離培養した菌から菌液を作り,それを平板培地に塗り広げ,感受性ディスクを置いて検査する方法である一直接法では,ふつう検査材料をとってから24時間以内に結果がわかるのに対して,間接法では分離培養に要する時間が加わるから,2日以上かかる.つまり早く結果がわかるのが直接法の特徴である.しかしいっも直接法が行なえるとはかぎらない.直接法が行なえる場合は,
1)材料中に菌が多数存在する場合(ふつう,塗抹検査で陽性の場合)
掲載誌情報