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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻11号

1968年11月発行

統計

死亡診断書に記載された本態性良性高血圧症の死因(1)

著者: 菅沼達治1

所属機関: 1厚生省統計調査部

ページ範囲:P.1319 - P.1319

文献概要

 先生がたがお書きになった死亡診断書をもとにして作られた死因統計は,国民の保健対策の資料となることはもちろん,医学の研究にもおおいに有用なものであることは言をまちません.さらにその正確性については,世界においても有数であることが認められています.しかし,近年増加しつつある高血圧症死亡の20%が,(本態性)良性高血圧症によって占められており,この病名は1つの独立した臨床病名ではありますが,これのみで死亡に至るとは考えがたいものであります.
 そこで年間死亡の1/3にあたる1212例の良性高血圧症について,死亡診断書を書かれた先生がたに,合併症や後続症を中心として照会を行なった結果,1108例の回答を得ることができました(回収率.91.9%).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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