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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻12号

1968年12月発行

文献概要

検査データどう読みどうする?

尿中細菌の簡易検査成績

著者: 猪狩淳1

所属機関: 1順大臨床病理

ページ範囲:P.1390 - P.1390

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 尿中細菌の簡易検査法にはCatalase試験(ディスク浮遊法)1),Triphenyl Telrazolium Chloride(=TTC)試験2),亜硝酸塩試験3)がある.これらは尿中細菌定量培養法に代わる簡易迅速な細菌尿検査法として利用されるようになったが,まだ正確度,特異性などの点で十分なものとはいえない.しかし短時間で結果がわかり,細菌尿のスクリーニングの意味では十分実用性はあるといえる.わが国ではTTC試験が普及しており,その試薬は市販されている.Catalase試験,亜硝酸塩試験は数分あるいは数秒で判定できることは判定まで4時間を要するTTC試験より有利な点であるが,その成績の信頼性,細菌尿検出能力はTTC試験より劣るといわれている4).そこでTTC試験を中心に尿中細菌の簡易検査成績について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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