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血清トランスアミナーゼ活性の測定は急性肝炎,心筋硬塞の初期診断に不可欠の検査である.ことに急性肝炎ではGPT,GOTともに,心筋硬塞ではGOTが著増する.また心筋硬塞では心電図上の変化も同時に認められるが,急性肝炎のごく初期にはこの測定以外に手がかりはない.また無黄疸性肝炎においてもしかりである.ところがこの測定には相当な技術と器具を必要としていた.しかしようやく比較的簡単に概測定量(ふるい分け検査)できるセットが市販されてきた.ここにその一例を紹介する.
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