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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻12号

1968年12月発行

文献概要

今月の表紙

急性骨髄性白血病の白血病細胞(3)

著者: 日野志郎1

所属機関: 1東京逓信病院内科

ページ範囲:P.1424 - P.1424

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 第3の群に属するのは、著明なアズール顆粒をもち,あるいはAuer小体をもつものである.Auer小体は,アズール顆粒が融合して結晶状になったもの,と理解されるようになっているので,同列に扱ってよいだろう.
 多少の異論はあるにしても,Auer小体の存在は急性骨髄性白血病の診断基準の1つと考えてよい.また,アズール顆粒があるものは前骨髄球とすべきものであるが,服部らが"この顆粒の性質が明らかにされるまでは,かりにこのような細胞を病的顆粒をもった骨髄芽球とよんでおく"と述べているように,一般には骨髄芽球といっている.すべてペルオキシダーゼ反応陽性である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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