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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻12号

1968年12月発行

文献概要

くすりの効きめ・12

われ幻の薬をみたり(3)—薬の正しい評価法

著者: 鈴木哲哉1

所属機関: 1実中研

ページ範囲:P.1468 - P.1469

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 ある日私の家のまえでたくさんの人がごうごうと文句をいっているのである."くだらんばかりでなくやたらに人を傷つける文章だ.もう書くのをやめろ".その後のほうでメディチーナの編集氏が人をかきわけてまえへ出ようとするが人が多くて出られないでいる.私がこんな夢をみたのはある中国の笑話を読んだからである.ある患者が医師にかかって大金をまきあげられたのにすこしも病気がよくならなかったのでしゃくにさわって子どもをやって医師の門前で罵らせようとした.ところが子どもは長い間たってやっとうかぬ顔をして帰ってきた.悪口をいってきたかと聞くと全然いわなかったという.それはまたどうしてだとたずねると,医師の門前は大声で悪口をいう人でいっぱいでどうしても人をかきわけてまえへ出られなかつたからだというわけである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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