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統計
国民の健康状態(1)
著者: 菅沼達治1
所属機関: 1厚生省統計調査部
ページ範囲:P.313 - P.313
文献購入ページに移動 厚生省が従来実施してきた健康に関する調査は,傷病量を把握するにとどまつていましたが,昭和41年10月,大規模な生活総合調査を行ない,そのうちの健康調査は,傷病のほかに積極的な健康度についても調べたという点で劃期的なものであります。
これは1週間にわたる傷病調査のあとで,医師を中心とした健康診断チームによつて実施され,その内容は問診,聴打診はもちろん自覚症,既往症の調査,血圧測定,検尿(蛋白,糖),握力・肺活量測定,身長・体重計測などを行ない,さらに前述の傷病調査の内容も考慮して,医療判定,生活規正の決定をし,最後に個人の健康度の総合判定を下したものであります。被調査人員は全国民のなかから無作為に抽出された9万4千人であり,健康診断を受けて総合判定の下された人員は,そのうちの8割に当たる7万5千人であります。したがつてこの結果は,そのまま国民の健康度を表わしているといつてもさしつかえないでしよう。総合判定などは一定の基準を設け,全国的に均一性がたもたれるように配慮してありますが,ここではその詳細は略します。
これは1週間にわたる傷病調査のあとで,医師を中心とした健康診断チームによつて実施され,その内容は問診,聴打診はもちろん自覚症,既往症の調査,血圧測定,検尿(蛋白,糖),握力・肺活量測定,身長・体重計測などを行ない,さらに前述の傷病調査の内容も考慮して,医療判定,生活規正の決定をし,最後に個人の健康度の総合判定を下したものであります。被調査人員は全国民のなかから無作為に抽出された9万4千人であり,健康診断を受けて総合判定の下された人員は,そのうちの8割に当たる7万5千人であります。したがつてこの結果は,そのまま国民の健康度を表わしているといつてもさしつかえないでしよう。総合判定などは一定の基準を設け,全国的に均一性がたもたれるように配慮してありますが,ここではその詳細は略します。
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