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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻3号

1968年03月発行

文献概要

グラフ

直腸鏡検査(カラー)

著者: 小平正1

所属機関: 1東邦大外科

ページ範囲:P.318 - P.322

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 直腸鏡は肛門内部から上方S状結腸下半部までの内腔を見ることができるのみならず,病変部の生検,すなわち小試験組織片を容易に採取することができる.特別の麻酔の必要もなく,適当な体位で無理をしなければ,危険もほとんどなく,患者に苦痛を与えることもないから,もつとも確実な決定的診断法として外科医だけでなく,一般内科医も,もつともつと日常行なつていただきたい検査法である.直腸鏡は真直ぐな器具であるからS状結腸屈曲部を越してその上部は見えないのが普通である.肛門から25cm附近まで見えれば,まず満足すべきであろう.安全な検査だとはいえ腸穿孔例も報告されていることであるから,無理な操作はくれぐれも禁物である(7)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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