文献詳細
臨床メモ
文献概要
口臭とはもちろん口腔から出る呼気に悪臭のある場合で,このもの自体は,あまり重要な疾患ではなく,また重大な疾患に結びついても,その原因でなく,結果である場合が多いから,これに対する臨床家の関心もうすいが,しかし日常この種の訴えに接する場合は意外に内科にも多いから,ましてや耳鼻科,口腔外科を含めれば予想外に多いのかもしれないし,また患者自身にとつては,対人関係において深刻な問題であることは容易に理解される。
その対策は,もちろん原因をつきとめることが第一である。原因が口腔内にある場合と,口腔外にある場合に分けると前者の場合はもちろん種々の場合のpoor oral hygyneに帰せられる場合が多い。歯垢,食物残渣,歯髄壊疽,歯肉炎,ときに悪性腫瘍,口内炎,唾液分泌減少症,扁桃腺炎でことに後者は腺窩の膿栓が遊離したときに強い口臭を示すことがある。
その対策は,もちろん原因をつきとめることが第一である。原因が口腔内にある場合と,口腔外にある場合に分けると前者の場合はもちろん種々の場合のpoor oral hygyneに帰せられる場合が多い。歯垢,食物残渣,歯髄壊疽,歯肉炎,ときに悪性腫瘍,口内炎,唾液分泌減少症,扁桃腺炎でことに後者は腺窩の膿栓が遊離したときに強い口臭を示すことがある。
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