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骨髄芽球というものを図譜でみると,なるほどこんなものかと思うが,いざ顕微鏡のもとに標本をながめ,どれが骨髄芽球だろうかと迷い始めると,さつばり見当がつかなくなる。Rohrの本(1960)をみても,"骨髄のなかには0.5〜2%以下で,実際上は他の未分化細胞と明確に区別することはできない"としている。
そこでふりだしへ戻つて,骨髄芽球らしいものを探してみることにした。ひとつの方法は,慢性骨髄性白血病患者の末梢血にある幼若細胞のなかから,それらしいものを選ぶことである。この病気はわりあいはつきりしているし,血液のなかに他の未分化細胞がまぎれ込んでいる危険も少ないであろう。
そこでふりだしへ戻つて,骨髄芽球らしいものを探してみることにした。ひとつの方法は,慢性骨髄性白血病患者の末梢血にある幼若細胞のなかから,それらしいものを選ぶことである。この病気はわりあいはつきりしているし,血液のなかに他の未分化細胞がまぎれ込んでいる危険も少ないであろう。
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