icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina5巻3号

1968年03月発行

文献概要

治療のポイント

冠動脈疾患とタバコ

著者: 高木誠1

所属機関: 1京都市立病院内科循環器部

ページ範囲:P.362 - P.363

文献購入ページに移動
タバコと冠動脈疾患の関係
 タバコと冠動脈疾患との関係について否定的な見解を述べるものもあるが,一般には肯定的な意見のほうが多い。
 American Cancer Societyの広範な調査によれば,喫煙者群の死亡率は同年齢層の非喫煙者群のそれより明らかに高く,それらの死因のうちで冠動脈疾患は半数以上を占めている。喫煙者群のうちで冠動脈疾患で死亡した者の実数と,同群の被験者総数に同年齢の非喫煙者群での冠動脈疾患死亡率を乗じて計算した予想死亡数との比は1.70で,冠動脈疾患により死亡する率は喫煙者群は非喫煙者群より70%も多いことを示している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら