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顔に蝶型の紅斑を生ずる疾患
著者: 西山茂夫1
所属機関: 1東大分院皮膚科
ページ範囲:P.436 - P.437
文献購入ページに移動 顔の蝶型の紅斑,つまり鼻を中心とした左右対称性の頬の紅斑の臨床的意義は,つぎのように要約される。すなわち,第一に日光光線に対する異常な反応として,光線過敏性を有する疾患(ないし個体)に生ずる。第二に皮膚分節性の投影として,いろいろな全身性疾患の部分現象ないしは内臓病変に対する反応として生ずる.蝶型の紅斑が夏だけの変化であるか,または全身疾患と関係があるかどうかを見分けることがまず第一にたいせつである。次に病歴および全身所見を参考にして診断を決定する。
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