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文献詳細

雑誌文献

medicina5巻4号

1968年04月発行

文献概要

診断のポイント

悪性腫瘍による閉塞性黄疸の日常鑑別診断

著者: 大島誠一1

所属機関: 1社会保険埼玉中央病院内科

ページ範囲:P.470 - P.472

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 現在,閉塞性黄疸は,肝外胆道系になんらの閉塞性機転を認めずに,著明な胆汁うつ滞像を示す,いわゆる"intrahepatic cholestasis"と,肝外胆道系の機械的閉塞ないし狭窄にもとづく,外科的黄疸に分類されるが,この閉塞性黄疸の鑑別は,多忙な第一線の臨床医にとって,きわめて困難なものの一つである。しかも,これら黄疸の初期の患者に接する機会は,大病院医師よりも,私ども第一線病院の医師に,はるかに多い。そして本疾患の性質上,私どもは患者の予後と将来に対して重大な責任を負つていることを考え,閉塞性黄疸—ことに悪性腫瘍にもとづく黄疸に特徴的と思われる,二,三のポイントを,日常の検査成績と臨床症状から考えてみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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